研究資金支援を通し、若手の医療機器研究者を総合的に育成
■助成の趣旨
先端的な医療機器が持続的に社会に提供される環境の構築を推進し、医療機器の技術開発に関する振興を図 るため、自然科学系研究者を対象として、医療分野における社会的課題の解決に資する技術分野に関する基礎的 段階の研究開発を広く募集します。本助成事業は、アカデミアの研究成果が適切に社会実装される未来を実現す べく、基礎的段階の研究開発を次の開発段階へ向かうことを後押しするものです。 当財団は、本事業を通して、医療機器・医療技術を研究対象とする若手自然科学系研究者の育成を目指してい ます。
■助成のテーマ
本助成事業においては、研究者の革新的・独創的なシーズを基に、医療分野における社会的課題の解決に資 する以下の技術分野であって、基礎的段階の研究開発を次の開発段階へステップアップさせようとする医療技術研 究開発のテーマを募集します。 国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)によれば、医療機器の開発段階は、基礎研究(原理確認)、 応用(製品開発)、検証(非臨床、臨床研究)に分かれており 1、本助成事業にいてはこのうち、現時点において基礎 研究(原理確認)に相当するテーマを対象としますが、アカデミアの研究成果が適切に社会実装されるためには、基 礎から実用化までの研究開発が切れ目なく行われる必要があるため、次の開発段階へ移行する意欲のより高いテ ーマについて優先的に採択を検討します。
■助成対象とする分野
① 日常生活における健康無関心層の疾病予防、重症化予防に資する医療機器
② 予後改善につながる診断の一層の早期化に資する医療機器
③ 臨床的なアウトカムの最大化に資する個別化医療に向けた診断と治療が一体化した医療機器
④ 高齢者等の身体機能の補完・向上に関する医療機器
⑤ 医療従事者の業務の効率化・負担軽減に資する医療機器
⑥ 次世代の医療機器開発・生産に資する要素技術・部品・部材の開発、製造基盤
■助成タイプ
萌芽・探索型:10件(100 万円/件)
より探索期にあるものにあってはその後の原理検証フェーズに移行させようとする計画をもつテーマ
実用化展開型:2件(300 万円/件)
基礎研究(原理確認)の探索期を終えた後期にあってはその後の実用化展開に向けて応用(製品開発) に移行させようとする計画をもつテーマ
■募集時期・選考時期
募集締切:2024 年 12 月 23 日(月)正午
採択結果通知:2025 年 3 月末日までに申請者に直接通知
※詳細は必ずこちらをお読みください。
【問合せ先】
公益財団法人医療機器センター附属医療機器産業研究所
医療技術研究開発助成事務局
〒113-0033 東京都文京区本郷 1-28-34 本郷MKビル 2階
電話 03-3813-8553
e-mail:mdsi@jaame.or.jp